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魚沼のオヤカタ論。-有限会社桑原運送編-

就職・転職を考える時、人は何を基準に「仕事」を探しているのでしょうか。

私事ですが、2度目の転職を考えている時、転職サイトにびっしりと刻まれた某会社社長の想いに興味を持ちました。
大きな会社ではなかったけど、社長の活きた声はしっかりと私の中に届き、この社長の下で働いてみたいと思ったことがきっかけで、その会社に転職を果たした過去があります。

『魚沼のオヤカタ論。』では、市内事業者のオヤカタの、仕事に対する姿勢や内に秘めた熱い想い、きれいごとだけではない現場の話などを伝えていきます。
私と同じように、この記事を読んでいるあなたの、就職、転職先を考える一助になることを願って。

有限会社桑原運送 代表取締役 桑原成登氏(右)

 

住む町、遊ぶ町。
色々あるけど魚沼は「働く町」だと思う。
ビジネスをするには最高ですね。

 

例年に比べて雪の少ない魚沼市だが、今日は久しぶりの大雪と吹雪に見舞われている。
このような天候であっても、私たちの身の回りにあるスーパーには当たり前のように商品が並び、何不自由ない生活ができていることがどんなに凄い事なのか、普段は気づくことは無い。
しかし、忘れてはいけないのはこの当たり前の暮らしを支えてくださっている方々がいるということ。
昭和の終わりから、平成が終わろうとしている今日まで、激動の時代をトラックで駆け抜け、魚沼と首都圏を物流の要として繋ぐ運送会社の代表取締役・桑原成登さんを訪ねた。

 

ー日本全国に荷物を運ばれていると思いますが、実際はどのあたりまで行くのでしょうか

西は岐阜・名古屋、北は仙台まで行きます。
このあたりは月に何回かで、多いのは首都圏の東京、神奈川、千葉ですね。

 

ー関東近郊は日帰りなのでしょうか

荷物を積んで行き、下ろす。そしてまた積んで帰ってくるので、基本的には一泊ですね。

 

ーどのような荷物を運んでいるのでしょうか

食品が多いですね。
スーパーや市場に運んでいます。
その他にも部品をルート配送したり、一般の方に頼まれるチャーター便などがあります。

 

ーこの仕事の大変なところはどこでしょうか

やっぱり雪や自然災害で道路が通行止めになることですね。
数年前、関東で大雪が降った時は群馬辺りで関越(自動車道)が止まって、トラックが一台も帰ってこないということがありました。
車から離れることもできないですし、そういうところが大変です。

 

ー仕事のおもしろいところを教えてください

まず、色々な場所に行ける事。
仕事さえきっちりしていれば、荷物を下ろした後は一人ですし、気兼ねがないです。
トラックには仮眠スペースもあるし、一つの部屋といった感じです。
25年この仕事をしていますが、一か所で仕事をするのが苦手な身としては
こんなに面白い仕事はありません。

 

ーお話を伺っている間にも、事務所には多くの方が出入りしています。
 今何名の方が働いているのでしょうか

現在は事務を入れて15名、運転手は13名です。

 

ーバス・タクシー・トラック業界などは人手不足と聞いているのに、
 若い方が多くて正直驚いています。

うちは今、20代から70代の方に働いてもらっていて、私が年齢的にちょうど中間にあたります。
20代が3人、30代が4人、40代が1人、50代が2人、60代が2人、70代が1人これで13人ですかね?
50代以上の方は、自分で大体何でもできてしまうんです。
タイヤ交換とか、オイル交換とか。
なので、そういう方々が若い子たちに色々なことを教えている。
バランスも良いと思います。
20歳の子達は、免許を取る前から来ている子もいます。
2017年から免許の種類が増えて、18歳でも準中型免許で2tトラックを運転できるようになったのですが、
当時は会社にその大きさのトラックが無く、新しく購入しました。
今は中型免許を取得して、4t以上のトラックを運転しています。
30代の子達も結婚して、子どもができたりとかして、会社でそういう話ができるって嬉しいですよ。

ー70代でトラック運転手をされている方にも驚きです。

70歳を超えても、やれることはやりたいと、体調管理はしっかりしているし、運動もしている。
すごい方ですよ。

 

ー仕事をしていくにあたり、どのような方に向いていると思いますか

車が好きで、運転が好きな方。
朝出社して一日机の前に座って仕事をするのが苦手な方、行動的な方、色々なところに行くのが好きな方でしょうか。
また、車の部品配送は荷物もフォークリフトで運ぶので、力がいらず、配送ルートも決まっているので、女性の方も活躍していただけると思います。
朝は少し早いですが、14時くらいに仕事が終わりますし、盆暮れ正月は休みもあるので、女性の方も働きやすいのではないでしょうか。

 

ー今一番力を入れていることは何でしょうか

『次の世代を育てる』ということです。
60~70代の方は、もしかすると明日から仕事ができなくなるかもしれない。
新しい人材を育てていくことが重要です。
車は一人一台しか動かすことができません。
仕事は安定的にあるので、やりがいや魅力を伝え、若い子を育てていきたいと思っています。

 

ー桑原運送は代表取締役が立ち上げたのでしょうか

私は二代目です。
初めは専属の配送業をしていたのですが、何でも運べる事業形態に変更したのが昭和63年。
小さいころから助手席に乗って仕事を見ていたので、この仕事に就くのは自然なことでした。
社長の仕事としては、出発の時に声がけや、仕事の指示は行いますが、それ以上は言うことがありません。
労働管理をしっかりするために社労士さんと話し合いながら、従業員にとって働きやすい職場を目指しています。

「魚沼市移住プロジェクト」のペイントトラックが出発するところに遭遇。

 

ーありがとうございました

 

大雪で忙しいにも関わらず、お話をしてくださった社長。
話している間、何名かの従業員の方が事務所を訪れ、社長から指示をもらっていましたが、その多くが20~30代の方でとても驚きました。
昨今バス・タクシー・トラック業界など車にまつわる仕事は人材不足が続き、無理な運営から大きな事故を招くケースが増えている中で、これだけの人材がそろっているのは、桑原社長の人柄やきっちりとした働き方の提示など多くの魅力があるからだと感じました。

ちなみに、向いている人の条件がすべて自分に当てはまっていたので、「私、かなり向いているかもしれません」と伝えたところ「うちで働く?歓迎するよ!」とおっしゃるおちゃめな人柄にも好印象を抱いた取材でした。

 

採用情報

採用に関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。

025-792-1721(担当:桑原)

 

 

会社概要

企業名    有限会社桑原運送

業務内容   一般貨物運送業(フォークリフト作業、手積み作業あり) 

※フォークリフト免許取得費用について全額補助あり