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魚沼のオヤカタ論。ー株式会社三友組編ー

就職・転職を考える時、人は何を基準に「仕事」を探しているのでしょうか。

私事ですが、2度目の転職を考えている時、転職サイトにびっしりと刻まれた某会社社長の想いに興味を持ちました。
大きな会社ではなかったけど、社長の活きた声はしっかりと私の中に届き、この社長の下で働いてみたいと思ったことがきっかけで、その会社に転職を果たした過去があります。

『魚沼のオヤカタ論。』では、市内事業者のオヤカタの、仕事に対する姿勢や内に秘めた熱い想い、きれいごとだけではない現場の話などを伝えていきます。
私と同じように、この記事を読んでいるあなたの、就職、転職先を考える一助になることを願って。

 

昔からやってきた仕事、培われた技術。
自分達にしかできない仕事がある。

株式会社三友組 代表取締役社長 三友玲央 氏

 

魚沼市湯之谷地域。
「湯之谷」の名にあるとおり、開湯1300年の歴史を誇る大湯温泉や国内屈指のラジウム泉・栃尾又温泉をはじめとする温泉が沸き出ており、温泉と銀山、そして奥只見ダムの建設が地域に繁栄をもたらした。
観光地を結び、銀を運び、奥只見ダム建設に必要不可欠だったもの、それは道。
国道252号線と国道352号線が交わり、街場から山場まであるこの地に、3世代に渡って続く総合建設業の会社を営む三友玲央さんを訪ねた.


私たちのワーキングフィールド

 

 

ー社長に就任されてからどのくらい経ちますか

社長になって5年経ちます。
私が入社した時は、会社の中に停滞ムードが漂っていました。
いい意味で安定した組織基盤があったのかもしれません。
しかしビジネスは自然と成長していかなければならないのに、成長するエンジンが止まっているように思ったのが、私の当時の率直な意見です。


毎月開催する安全会議の様子

 

ーもともと会社を継ぐ気だったのでしょうか

個性を大切に、多様性を理解するには程遠い気がして、以前は地元が好きではありませんでした。
海外の人と交流をしたいという気持ちがずっとあって、小学生の頃は地元の英会話塾に通い、中学生になってからは南魚沼市にある国際大学の学生の方に英語を教わり、大学は東京にある私立大で英文学を学びました。

 

ー意外です。そこからどうやって建設の道を目指したのでしょうか

大学を卒業してから、デザインに特化した建築コースを学び、日本で初めてコンクリート打ち放しの建物を手掛けた東京の会社に就職しました。
魚沼には雪との戦いがあるのでデザイン性のある家が少ない。
特色ある建築とコンクリートにビビッと来たんです。
初めての仕事を著名な建築家・丹下健三さんの息子・憲孝さんが社長を務める会社とさせていただいたり、当時現場監督として工事に関係する多くの施工会社を束ねることにやりがいを感じました。
一番の思い出は有名建築雑誌に手掛けた建築物が掲載されたことです。
ものすごく感動しましたね。

 

ー東京でバリバリお仕事をされていたのですね
 やりがいもかなりあったと思いますが、魚沼に戻ってくるきっかけは何だったのでしょうか

東日本大震災を境に、世の中の空気が変わったと思います。
ちょうどその年の暮れ、祖母の葬儀のために魚沼に帰ってきた時、現在の三友組の番頭さんに「早く帰ってきて欲しい。会社を盛り立てて欲しい」と言われました。
東京という非常に大きな都市の歯車の一部として仕事をしていることに疑問を持っていたこともあり、暮らしを一変してでも、自分が求められるところに行ってみようと2012年3月に退職、その4月に三友組に入社しました。

入社してから2年間、土木工事の現場監督として現場を見させてもらいました。
そこから事務も建築の方も見て学んでいこうと思っていたところ、現会長から社長就任の打診を受けました。
まだまだ会社組織の構造もわからない中でしたが、とにかくやってみようと話を受けたんです。

 

ー社長に就任して変わったことはありますか

見るビジョンがまず変わりました。
この地域で必要なものは何か。
多くの建設会社がある中で、自分たちに提供できるものは何か。

国道352号線の大湯温泉から枝折峠、そして福島県境まで、あるいは国道252号線の大白川から福島県境までの地盤を築き上げる一助を担った会社です。
他の建設会社ではできなかったことが、昔からやってきた仕事の経験や培われた技術によって自分達にしかできない仕事があると知った時、会社の存在意義を感じました。
歴史や文化、文明といった社会の上部構造が今日さらなる発展ができるのも、下部構造(インフラストラクチャー)である我々の仕事の重要な意義です。

地域を支える土木をこれからも守っていきます。


安全会議での三友社長ご挨拶

 

ー社長に就任されたのは20代。
 現会長の息子とはいえ、社内でもいろいろ言われたのではないでしょうか

経営の「け」の字も知らない状態でしたから、言われたこともありました。
就任してからはとにかく社員の方の話を聞くことに徹し、そこから今の会社の問題点が見えてきました。
色々やってみて、失敗して空回りして「社長、空回ってます」と言われながらも、絶えず挑戦しているうちに停滞していた空気が動き出すのを感じました。

 

 

ーふるさと見張り番は社員の方がやりたいと言って、社内プレゼンを通して始めたと聞きました

社員の新しい挑戦はできるだけやってもらうようにしています。
もちろん特定の個人だけが利益を得るものや、広く世の中で必要とされものでなければ最初から辞めさせます。
決めたからには必ずやる。

5年経ってやっとここまで来ました。


営業車


空き家の現地調査

 

 

ー若手社員の方も多いように思います

今ある住宅をどう手入れしていくのかまちをどうしていけば良いのか考え、土木から建築、冬場の除雪まで色々な経験ができると思って入社した者や、職場体験を通して入社する者、中学生の時に学校で聞いた三友組社長(現会長)の話に感銘を受けて入社した者など様々ですが、若手は多いと思います。


社内バーベキュー(もつ焼き)の様子

 


型枠組立施工の様子

 

 

ーどのような人材を求めていますか

土木や建築はすぐに結果が出るものではありません。
未来を創る長期的なプロジェクトに携わりたい人に来てほしいですね。
つくったものによって、人の流れが変わることもあります。
そういうダイナミックさを好んでくれる人も良いです。
その分苦労もありますが、比類なきものが出来上がった時の達成感は何物にも代えがたいです。

あとは、山の中での仕事が多いので、自然、人、まちを愛する人。
クリエイティブな人。
過去にとらわれず未来志向であり、楽観的な人でしょうか。
特に土木は水や空気みたいに絶対になくてはならないけど、見えないところを支えている存在ですから、ある意味渋い。
そんな渋さをカッコイイと思える人も歓迎します。
個人の能力に邂逅できるのは経営者にしかできない特権です。


土木課施工の六十里スノーシェッド

 


建築課施工の新築住宅

 

 

ー最後に、これからの会社の在り方についてお聞かせください

総合建設業になってから15年ほど経ちました。
空き家管理も始め、社会変革のダイナミックな動きの一コマが動き始めています。
国も財源がなく、コンパクトな都市設計を進めていく中で、民間が主導となって官民連携し、さまざまな仕組みをアップデートしたほうが良いと思っています。
魚沼市の中心市街地をどうしていくのか等、これからのまちづくりに必要とされることを会社のできる範囲で提案していきたいと考えています。

社長に就任したときに会社の理念を見て、よくある普通の理念だなと思いました。
しかし、今になって思えば
「お客様第一」
「個性尊重」
「地域貢献」
この理念こそが「仕事」というものなんだと思います。
現会長と理念について多く語ったことはありませんが、会社が大切に思っていることを社員にしっかりと伝えるため、理念を改めて社員に伝える機会を設けました。
変えてはいけない部分を変えず、変えなければいけない部分を変えていけば、きっと会社は社会に求められ続けます。
培ってきた土木・建築技術でこれから求められるまちづくりが会社の使命だと思っています。


2018年4月の社員旅行(富山県~石川県)

 

ーありがとうございました。

 

三友社長とは数年前に仕事を通して何度がお話をしたことがありました。
その頃は「若い社長さんだな」という印象を抱くだけでしたが、改めて社長就任のいきさつやこれからの土木建設業の在り方、魚沼の未来のお話を聞き、尊敬の念を抱きました。
土木建築業界については、土木と建築の違いもわかっていない完全なド素人でしたが、俄然興味が湧きました。
土木・建築に興味のある方、三友社長が求める人材に適合すると思われる方は、ぜひ一度三友組の門を叩いてみてはいかがでしょうか。

 

 

採用情報

採用情報については、下記ホームページをご参照ください。

三友組ホームページ 

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インターンシップ情報はこちら

 

 

会社概要

企業名    株式会社三友組

業務内容   総合建設業(土木工事・建築工事・管工事・造園工事等)
       建築工事・一級建築士事務所(住宅・店舗・公共建築物の新築・増改築・修繕等)
       安全安心の地域づくり
                  (冬期間の道路除雪・施設除雪・民間除雪の他、地域の災害対応、豪雨や天災時の緊急パトロール等)

ウェブサイト https://mitomogumi.co.jp/