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小出北部公民館館長が語る、私の「まち」はこんな「まち」

2町4村が合併してできた魚沼市は、ひとつの市でありながら各地域によってさまざまな特性が見られます。

こちらでは、各地域の公民館長が、地域の特性やぜひ見ていただきたいおすすめスポットをご紹介します。

公民館と聞くと、お堅いところと思われがちですが、公民館の館長も事務員の方も優しい笑顔で迎え入れてくれます。

皆様のお越しを心待ちにしておりますので、公民館をどうぞ大いに活用してください!

 

小出北部公民館(こいでほくぶこうみんかん)

水運で栄えたまち、小出。

旧小出町は小出郷の中心地として、古くから発達してきました。
本流魚野川右岸には、支流の破間川や佐梨川、羽根川があり、その支流の谷あいに旧湯之谷村、広神村、守門村、入広瀬村が形成されてきました。
また、旧堀之内町は江戸時代に参勤交代もあった三国街道の宿場町として栄え、周辺で生産される良質な縮布の市場でもありました。
町の発生は、破間川河口の四日町の渡し場で、小出は段丘崖(がい)下に発生した、小出嶋とよばれた船着場でした。
鎌倉時代初期から魚野川水運の河港として成ってきたと言われています。
小出が栄えた理由の一つに、川があったのです。

 

小出の位置づけ

江戸時代は、魚沼八組(六日町組、塩沢組、浦佐組、小出嶋組、堀之内組、川口組、小千谷組、十日町組)の主要な組として大割元が置かれ、組下39ケ村を統括していました。
近世初期は、高田藩の奥只見上田銀山の開発で、銀山に通じる街道の宿場町として発展。
現在も折立、大湯、栃尾又の各温泉がある湯之谷温泉郷へ向かう佐梨川や破間川の谷口集落として交通上の要衝にあたり、奥只見に入るシルバーラインの観光基地を成しています。
第二次世界大戦前は製糸工場の街として栄えましたが、1952年(昭和27年)奥只見電源開発の物資輸送基地(現在の北部公民館付近一帯)として脚光を浴び、街はダム景気で大いに潤いました。
その中でも旧柳原地区(現在は魚野川河川改修で跡形もありません)は元々船着場があり、船宿、料理屋、人力車屋、荷馬車屋など魚野川に沿って店や家が並ぶとてもにぎやかな町でしたが、ダム景気でさらににぎわいを増しました。
飯場の作業員が、給金が出ると一斉にかけつけ、また、近隣の町村からも大変な集客があったそうです。
「人口規模でこれだけ飲食店が多いのは、全国でも小出町くらいだ」とも言われたそうです。
今でも小出地区に飲食店が多いのは、その名残なのかもしれません。

 

小出の歴史

1868年(明治元年) 戊辰戦争で小出も戦場となった
          (小出嶋村132軒、四日町村36軒焼失)

1896年(明治29年) 小出町村と青島村が合併し、小出町となった

1923年(大正12年) 小出駅ができた。

1942年(昭和17年) 国鉄只見線(小出~大白川)が開通

1953年(昭和28年) 奥只見ダムの工事が始まる

1954年(昭和29年) 小出町と伊米ヶ崎村が合併し、小出町となった

1966年(昭和41年) 国道17号線が全通した

1967年(昭和42年) 上越線が複線になった

1971年(昭和46年) 只見線が全通した(小出~会津若松)

1973年(昭和48年) 国道252号(新潟県~福島県)が全通となった

1982年(昭和57年) 関越道 小出~新潟まで開通

1985年(昭和60年) 関越道が全通した

2004年(平成16年) 10月23日 中越大震災発生
           11月1日  魚沼市が誕生
           (小出町、堀之内町、湯之谷村、広神村、守門村、入広瀬村の対等合併)

 

 

公民館長おすすめスポット&イベント

〇スポット

〈魚野川資料館〉

 魚野川水運の河港として栄えた小出は、裏を返せば大水害との戦いの歴史でした。
 水害や大規模河川改修事業の歴史がよくわかります。

 

 

〈小出郷図書館〉

 小出郷の歴史文化や風土を勉強できます。

 

〈円福寺〉

 奈良時代に建てられましたが、火災にあい、室町時代に今の場所に移りました。
 宝物殿には、阿弥陀如来像や毘沙門天像などがあります。
 阿弥陀如来像の座像は1214年につくられ、国の重要文化財になっています。

 

〈小出郷文化会館〉

 旧構成町村が負担をして、平成8年に完成しました。
 魚沼文化自由大学は、会館の企画・運営に市民が参画してできたことで、全国的に高い評価を
 いただいてきました。

 

〈小出スキー場〉

 初心者向けのアットホームなスキー場です。
 以前は市営のスキー場でしたが、現在は(特非)スノーパーク小出が運営しています。
 ウィンターシーズンだけでなく、里山(駒見山、藤権現、スキー場周辺一帯)は、四季の景観が
 すばらしく、市民の方にとても親しまれています。
 (市内一望、清流魚野川と越後三山のコントラスト、植物、野鳥)
 屋根のない体育館として、公民館事業でも里山トレッキングやノルディックウォークを取り入れるなど、
 市民の方の健康づくりに寄与しています。

 

 

〈小出名物ホルモン焼き処「やまに」〉

 柳原地区で育った味。船着場や奥只見ダム景気当時からのお店です。
 河川改修事業で現在地に移転。
 魚沼のソウルフードとして、もつ焼きは欠かせません。

 

〇イベント

〈しねり弁天・たたき地蔵祭り〉

小出地区で毎年6月30日に行われる、江戸時代から続くお祭り。
この日にお参りに来た人達は、相手の腕をしねったり(つねったり)、背中や肩をたたいても良いとされています。

 

〈小出スキーカーニバル・国際雪合戦〉

例年、2月初旬~中旬にかけて行われます。
全国有数の豪雪地帯から「雪国の元気」を発信するイベントとして定着しています。

 

 

お話を伺った方

小出北部公民館館長 古田島修

小出北部公民館

新潟県魚沼市小出島900-5
TEL:025-792-5336