Interviewインタビュー

移住者インタビュー(大山辰時)

転職先が移住先!?
新潟県にUターンした今、東京に思うこと。

 

新潟県にUターンしてきた理由を教えてください

新潟市出身の私は、映像を学ぶために東京の大学に進学し、卒業後はそのまま東京で映像プロダクションに就職しました。

Uターンを考えるきっかけになったのは、子どもが生まれたことです。
東京で子育てをするのはしんどいなと思いました。
しんどい理由は自然環境であったり、部屋の広さだったりするのですが、妻と話をして生活する上で地方の方が良いという結論になりました。
子育てをしていく中で、子育ての大変さは仕事とは別の次元で大変だということがわかりましたし、見えてくるものもありました。
一人のままだったら帰ってきていないと思います。

移住してから知ったのですが、新潟県にはUターン者に対する奨学金の返済補助(新潟県Uターン促進奨学金返還支援事業)という制度があります。
自身も該当していたのでありがたいと思いました。
また、魚沼市にはUIターン者に対する住宅の家賃補助(魚沼市U・Iターン促進住宅支援事業補助金)があり、そちらも助かっています。

お金の事ばかり言ってしまっていますが、やはり大切な部分だと思います。

 

 

ご自身の出身地である新潟市に戻らず、魚沼市に住むことを決めたのはなぜでしょうか

新潟市へのUターンも考えましたが、妻の出身地が群馬県なので新潟市からだと遠くなってしまうため、中間地点である魚沼市の他、近隣市町村を含めて就職先や住居を探し始めました。

映像の仕事を続けたいと思って探すと、新潟市にはテレビ制作会社をはじめ多くの仕事先がありますが、他の地域にはほとんどありませんでした。
そんな中、たまたまハローワークのサイトで、エフエム魚沼株式会社の求人を見つけたのです。
その時の求人は放送局員の募集でしたが、いざ面接に行ってみるとケーブルテレビも運営しているということがわかり、自分自身の映像技術も活かすことができると思いました。

 

 

移住先を決めてから仕事を探すのではなく、仕事を探していたら移住先も決まったということですね

やはり移住するとなると、仕事が無い状態で行くことはできないですし、今までやってきた仕事を続けたい気持ちもありました。

 

 

実際に魚沼を訪れた時の感想はありますか

エフエム魚沼の面接に来て、最寄り駅の越後堀之内駅に降り立った時は「やべぇ、何もない…」と思いましたね(笑)
駅を降りた時ってこう、何かお店とかあるじゃないですか。
でも、山は近いし空気も違う。
自然をより近くに感じて、これこそ自分が求めていたものですし、何もないのもある意味面白いと思いました。

 

 

仕事についてはいかがでしょうか

メインはケーブルテレビの取材ですが、「魚沼産ちむちむチャンネル」というYouTubeチャンネルの企画運営もしています。
小さい会社なので、やってみたいことにチャレンジできる、自分の考えを活かせることがとても楽しいです。

東京では2~3社に勤めましたが、大きな会社で人数も多く、やりたいことは上司に確認してからでないとできない状態でした。
そのような中で「こうしたらいいのに」という志向が伸びなくなってきたのを感じていて、まるでロボットのようだな、こういう働き方は嫌だなと思ってました。
そこを強く意識して選んだ会社ではありませんでしたが、結果的に自分のやりたいことができる環境だったことはとてもありがたいです。

ちなみに、妻は東京の会社を辞めずに、今もテレワークで働いています。
パソコン一台あれば働ける今の時代ならではですね。

 

 

ちむちむチャンネルを拝見したことはありましたが、エフエム魚沼のチャンネルとは知りませんでした

コロナの自粛期間中に市内飲食店のテイクアウトを食べて感想を言う企画や、魚沼市のユーチューバーを増やそうと、スタジオを作ろう!という企画を行ったりしていますが、なかなか再生回数が伸びないのが悩みです…

ただ、発信することで魚沼市の認知度が高まれば良いですし、いずれは地方移住のカテゴリを広げていきたいと思っています!

 

 

移住して良かったことを教えてください

今一軒家を賃貸で借りているのですが、まず家が広いのがいいですね。
保育園に空きはあるし、近くには川も流れていて、子どもが大きくなればスキーや山登りができる。
すべて東京にはないものです。
子どもを連れて歩いていると、「かわいいね」と声をかけられるし、人々の温かさも感じています。

子どもと天気の良い日に散歩

 

あと、魚沼に来て生活って何だろうと思うことが増えました。
魚沼市は田舎と言われるところですが、必要なものは買えるので生活には困りません。
東京に居た頃は家の近くにスタバやパンケーキのお店などがたくさんあり、とにかく嗜好品に囲まれて過ごしていたのだということに気づきました。
それは果たして生活に必要なものだったのかと考えることがあります。

 

 

移住をして大変だったことはありますか?

今のところないですね。
まだ雪が降ってからの生活をしたことが無いので、これから大変なことが出てくるのかなと思います。

 

 

これから移住を考える方に一言お願いします

移住の中で大きな部分を占める仕事ですが、移住したいからと言ってやりたくない仕事はしない方が良いと思います。
慣れればどんな仕事もできるかもしれませんが、やりたい事でなければ続かないので、自分のやりたい仕事があるところに移住するのが良いですね。

 

 

―ありがとうございました。

 

自身の移住体験がこれから移住される方のためになればと、当サイトに逆オファーをくださった大山さん。
移住後に知った補助金などのお金の話は、大切な事だけどなかなか聞けないところです。

移住を特別なものととらえず、環境の良いところで子育てをしたい気持ちから、転職からの移住をしたり、パソコン一台で東京にある会社の仕事を続けるなど、大山一家の暮らしはこれからの新しい移住の形かもしれません。

多くの人と出会いたいと言っていた大山さん。
これからの活躍に期待しています!

 

大山辰時(おおやまたつとき)

新潟市出身。
大学を機に東京へ行き、そのまま就職するも
子どもが生まれたことをきっかけにUターン。
雪が降るまでは、自転車通勤の毎日。
魚沼に移住して8カ月。