Interviewインタビュー

移住者インタビュー(田澤歩)

移住の条件は『仕事・住居・教育』

 

 

田澤さんが移住された時期ときっかけを教えてください

16年前なので、平成15年ですね。
埼玉県の大学に通い、専攻は地理学で観光分野を学んでいたので、就職は観光地と考えていました。
僕は山形県出身で、妻は群馬県出身。
お互いの中間地点ということで、新潟県内の仕事を探そうとハローワークに行った時に見つけたのが、奥只見観光株式会社でした。
僕が学生の頃、実家に帰る時に一度だけ間違えて浦佐止まりの新幹線に乗ってしまったことがあって、その時「なんて乗降者が少ない駅なんだ」って思ったんですけど、奥只見観光の面接を受けに降りた最寄りの新幹線駅が浦佐駅で、縁があったんだなと思いました。

 

移住条件で大切な三つを挙げていただきました

仕事(収入)、住居、教育。
ライフスタイルで変わる時もありますが、この三つがうまくバランスを保てれば良い。
人を増やしたい、コミュニティを増やしたいとよく聞きますが、この三つの条件にどれだけ力を入れられるかだと思います。

僕は旅行が好きで色々なところに行きましたが、奥只見は本当に良いところです。
シルバーラインの特異なトンネルとか、雄大な景色とか。
その魅力を伝える営業の仕事を12年間できたのは、本当に良かった。
ライフスタイルが変わって行く中で仕事も変えることになり、
現在は道の駅ゆのたにの深雪の里で売店担当として働いています。
大型の観光バスが多く、食事とお土産を買っていくのが基本的なスタイルですが、今は個人で観光に来られるお客様も多いので、個人のお客様にどのように訴求していくかが今後の課題です。

家は引っ越してきた当時、会社の方が貸してくださった家に住んでいたのですが、築何十年も建っているので断熱材は入っていないし、屋根の雪堀りをすれば一階は埋まるし、虫は室内に入ってくるしで大変でした。
賃貸でお金を払っているなら、持ち家にした方が良いと、すぐに家を建てましたね。

 

魚沼の良いところを教えてください

人が良いというのは妻も言っていますね。
ご近所さんに恵まれたと。
あと、気候がはっきりしている。
夏暑くて冬寒いとか。
きれいなところもいいですね。
魚沼に来たことでちょっとアウトドアが好きになりました。
尾瀬の認定ガイドにもなれましたし。

 

困ったことはありましたか

困っていることではありませんが、三つの条件の教育に当てはまる部分で、子ども達が小・中・高とほぼ同じ面子なので、慣れているというか、競争意識が薄いかなと思います。
それは教育に限ったことではなく、商売に関してもそう。
競争意識でお互いを高めていくということが少なく感じます。

 

移住される方へ一言お願いします

子どもに関するお金の中で、医療費が1回530円なのはかなり助かると妻が言っていました。
今は自分たちで情報を得られる時代なので、制度をしっかり見極めて来てほしいですね。
若い人ウェルカムな土地なので、移住しやすいと思います。

地域に入ったら、話し合いで前向きな意見を言ってもらったり、地域に必要とされることで起業というのも一つの選択肢にいれていただければと思います。

 

ーありがとうございました

 

移住は特別なものではなく、やりたいことのために移住する、暮らすために移住するという選択肢もあるのではないかと思い、田澤さんへの取材をお願いしました。
「私、熱がないですからね~」とおっしゃっていましたが、いえいえ、何をおっしゃいます。
考えていることや想いはかなり熱いと感じたインタビューでした。

 

田澤歩(たざわ あゆむ)

山形県鶴岡市出身。
埼玉県内の大学を卒業後、
旧湯之谷村(現魚沼市湯之谷地域)の
奥只見観光株式会社に就職。
現在は道の駅深雪の里に勤務。